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売却コラム

なぜ今?世田谷区で「築古マンション」の売却・相続相談が急増している理由

売却コラム

2026.05.21

なぜ今?世田谷区で「築古マンション」の売却・相続相談が急増している理由

ご両親から世田谷区のマンションを引き継いだものの、「自分は住む予定がない」「築年数も経って、どうしたものか」と頭を抱えている方が増えています。久和不動産にも、50代〜60代の子世代から、相続マンションの取り扱いに関するご相談が増えてきました。思い入れのある実家だからこそ、判断を先送りにしてしまう気持ちはよくわかります。ただ、放置している間に、想定外の出費や家族間のトラブルが膨らんでしまうケースも少なくありません。本記事では、なぜ今このタイミングで売却・相続の見直しが急がれているのか、その背景と放置のリスク、そして次に取るべき具体的なアクションまで、わかりやすく整理してお伝えします。

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【結論】世田谷区の築古マンションは「早めの方針見直し」が重要

結論からお伝えすると、世田谷区にある築古マンションは、相続をきっかけにできるだけ早く今後の方針を固めることが合理的な判断につながります。

世田谷区は東京都内でも資産性が比較的維持されやすいエリアとして知られていますが、築年数が30年・40年と進んだ物件では、立地・管理状態・市場ニーズによって評価が分かれる傾向にあります。「とりあえずそのままにしておこう」と決断を先送りにすると、毎月の維持費・税金の負担、家族間の意見の不一致、市場価格の変動といった複数のリスクが重なる恐れもあります。

なお、ケースによっては売却ではなく、リフォーム後の活用や賃貸運用が合理的な選択肢になることもあります。大切なのは「売る・売らない」を急ぐことではなく、売却・保有・活用の方針を早めに比較検討することといえます。

早めに動いた場合 判断を先送りした場合
選択肢を比較しながら現金化や活用を判断しやすい 築年数・管理状態・市況の影響で評価が分かれる可能性
維持費・税負担を抑えやすい 管理費・固定資産税が継続発生
相続人間の合意形成がしやすい 時間経過で意見が割れやすくなる

✓ポイント:「いつか」ではなく「今のうちに」方針を決めることが、ご自身とご家族の資産を守る最初の一歩になります。築古マンションは時間との戦いになる側面があるため、まずは現状把握から動き出すことが大切な視点といえます。

なぜ今、売却や相続の相談が増えているのか?3つの背景

「最近、相談が増えているのは気のせいなのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、相談増加には3つの社会的背景があります。いずれも個人の事情だけではなく、法改正や市場環境の変化が絡んでいる点が特徴です。

2024年スタート「相続登記の義務化」の影響

2024年4月1日から、不動産の相続登記が義務化されました。相続によって不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記申請をしないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。これまで放置されてきた実家の権利関係を整理する動きが、ここに来て一気に進んでいる状況です。

  • 2024年4月1日より前に相続した未登記不動産も対象
  • 施行日前にすでに相続を知っていた場合は、原則として2027年3月31日までに申請が必要
  • 正当な理由なく期限内に申請しない場合、登記官の催告等を経て過料の対象となる可能性

実家の相続が古い世代のままになっていた、いわゆる「数次相続」のケースでも、ここで整理に踏み切る方が目立つようになりました。

出典:「相続登記の申請義務化に関するQ&A|法務省」

築年数経過による「修繕積立金」の見直し

築30〜40年を超えるマンションでは、大規模修繕計画の見直しに合わせて、管理費や修繕積立金が引き上げられる事例が見られます。住んでいない物件であっても、毎月の支払い義務はそのまま続きます。

  • 長期修繕計画の見直しによる積立金の段階的引き上げ
  • 鉄部塗装・給排水管・エレベーター更新などの費用増要因
  • 一時金が徴収されるケースもある

国土交通省も、長期修繕計画に基づく修繕積立金の安定的な確保を重要視しています。すべてのマンションで一律に上昇するわけではありませんが、特に過去の積立が不足しているマンションでは、将来的な引き上げや一時金徴収の可能性に留意しておく必要があります。

出典:「『長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント』及び『マンションの修繕積立金に関するガイドライン』の改定について|国土交通省」

世田谷区内でも進む「不動産市場の二極化」

世田谷区はブランドエリアの代表格とはいえ、すべてのマンションが同じように評価されるわけではありません。駅徒歩距離、築年数、管理状態によって「動きやすい物件」と「動きにくい物件」の差が、ここ数年で明確になってきています。

動きやすい物件の傾向 動きにくい物件の傾向
主要駅徒歩10分以内 駅遠・バス便エリア
管理組合が機能している 管理状態が長く放置されている
室内のリフォーム履歴あり 内装の傷みが目立つ

近年は都心・城南エリアの市況上昇により、築古であっても価格を維持・回復している物件があるのも事実です。一方で、立地や管理状態によっては動きにくいケースも増えており、個別物件ごとの見極めがこれまで以上に重要になっています。

✓ポイント:法改正・修繕費・市場の二極化という3つの要素が重なったことで、世田谷区の築古マンションを動かすベストタイミングが、ご自身が思っているよりも近づいている可能性があります。

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実家のマンションを放置した場合のリスクとよくある事例

実際に久和不動産で対応してきたご相談の中にも、「もう少し早く動いていれば…」と悔やまれるケースが見受けられます。ここでは、特に典型的な3つのパターンを取り上げます。

「空き家」でも毎月発生する維持費と税金

誰も住んでいないマンションでも、固定資産税・都市計画税・管理費・修繕積立金の支払い義務は続きます。

物件の広さ・築年数・評価額によって異なりますが、管理費・修繕積立金が月数万円、固定資産税・都市計画税が年間十数万円となるケースもあります。この水準で数年間放置すれば、トータルで100万円〜200万円規模の負担になる可能性も否定できません

加えて空き家のまま放置していると、室内の傷みや漏水トラブルが発生したときに対応が遅れ、資産価値をさらに落とす要因にもなり得ます。

兄弟間での「共有名義」が招く身内トラブル

「とりあえず兄弟で共有名義にしておこう」という選択も、一見公平に見えてリスクをはらんでいます。

  • 売却の際には共有者全員の合意が必要
  • リフォームや賃貸活用でも意見が割れやすい
  • 共有者の一人が亡くなると、権利関係がさらに複雑化

時間が経つほど共有者それぞれの家庭状況が変化し、当初は問題なかった話し合いが難航するケースも珍しくありません。

【事例紹介】資産価値が下がる前に売却し、現金化につなげたケース

世田谷区内の築35年マンションを相続したAさん(50代・男性)の事例をご紹介します。当初は賃貸に出すことも検討されていましたが、修繕積立金の値上げ予定とご自身の老後資金準備を踏まえ、相続から半年以内に売却を決断されました。

仲介での売却を選択し、エリア相場帯での成約に至っています。売却資金の一部を兄弟への精算に充て、残りをご自身の老後資金とお子様への支援に活用されました。

「思い切って早めに動いて正解だった」と振り返るAさんのように、世田谷区のブランド力と物件のコンディションが評価されているうちに決断できると、その後の選択肢は大きく広がります

※本事例は実際のご相談事例をもとに、内容を一部編集した参考例となります。

✓ポイント:放置のリスクは、お金の問題だけでなく家族関係にまで及びます。一方で早めに動いた方々は、現金化したまとまった資金を老後の備えやご家族の支援に振り向けることで、結果的に満足度の高い選択につなげている傾向があります。

資産価値を下落させないためのアクションプラン

ここまで整理してきた背景・リスク・事例を踏まえると、次に取るべき行動はシンプルです。「悩む前に、まず現状を把握する」——これに尽きます。

まずは「現在の売却見込み価格(査定額)」を把握する

判断の起点は、感覚的な値段ではなく客観的な売却見込み価格(査定額)にあります。

  • 同じ世田谷区内でも、エリア・築年・間取りで相場は大きく異なる
  • 査定額がわかれば、売却・賃貸・保有の比較検討がしやすくなる
  • 複数の評価軸で見ることで、誤った判断を防ぎやすくなる

不動産会社によって査定の精度や得意エリアが異なるため、世田谷区のマンション売買に強い会社へ依頼することが、精度の高い情報を得る近道になります。なお、査定額は実際の成約価格や固定資産税評価額・相続税評価額を保証するものではなく、あくまで売却にあたっての見込み価格という点には留意が必要です。

出典:「不動産情報ライブラリ|国土交通省」

相続・不動産の専門家に早めに相談する

相続にまつわる手続きは、登記・税金・遺産分割など、専門領域が複数にまたがります。

相談先 主な対応領域
不動産会社 査定・売却・賃貸の戦略立案
司法書士 相続登記・名義変更
税理士 相続税・譲渡所得税の試算

一社・一人で完結させようとせず、必要に応じて連携できる相談先を確保しておくと、判断スピードと精度が上がりやすくなります。

また、相続税が課税されている方が、相続開始の翌日から相続税申告期限の翌日以後3年以内(通常は相続開始から3年10ヶ月以内)に相続財産を譲渡した場合、「取得費加算の特例」を活用できる可能性があります。譲渡所得税の負担を抑えられるケースもありますが、相続税が課税されていない場合は適用対象外となり、確定申告も必要です。適用条件は個別事情によって異なるため、必ず税理士など専門家への確認をおすすめします。

出典:「No.3267 相続財産を譲渡した場合の取得費の特例|国税庁」

✓ポイント:「まだ大丈夫」と思える今こそ、動き出すのに適したタイミングです。査定や初回相談は無料で受けられる窓口が多く、最初の一歩のハードルは決して高くありません。情報を持っているか・いないかで、その後の選択肢が大きく変わります。

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まとめ

世田谷区の築古マンションをめぐる状況は、相続登記の義務化、修繕積立金の見直し、市場の二極化という3つの大きな流れが重なり、確実に動きが加速しています。判断を先延ばしにするほど選択肢は狭まりがちですが、逆に早めに現状把握と方針決定へ取り組めば、ご自身のライフプランやご家族の状況に合わせた最適な出口戦略を組み立てやすくなります。

久和不動産は、世田谷区のマンション売却に特化した専門会社として、相続・住み替え・離婚・住宅ローン関連のご相談まで、さまざまな事情に対応してまいりました。司法書士・税理士などの専門家と連携しながら、相談窓口としてワンストップでサポートできる体制を整えています。物件状況・権利関係・必要書類等の条件が整う場合には、最短3日での現金化を目指せる買取にも対応しており、仲介売却では、市場相場を踏まえながら、より納得感のある価格での売却を目指します。

「うちのマンションは、今どのくらいの価値があるのか知りたい」「家族で揉めないうちに方針を決めておきたい」——そんな段階のご相談でも構いません。世田谷区の地元事情を熟知したスタッフが、丁寧にサポートいたします。まずは一度、お気軽にお問い合わせください。

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